ハンズフリーになる刺繍枠が必要です

アーリワークは右手(利き手)に針を持ち、左手で糸をかけながら刺します。一般的な刺繍針でする刺繍は左手で刺繍枠を持つことができますが、アーリの場合は刺繍枠を持つことが出来ません。必ず固定された刺繍枠が必要です。

インドの刺繍工房では、かなり大型の刺繍枠を使っています。サリー用の刺繍を4~5人がかりで一気に刺していく為です。

私が行ったスクールの刺繍枠

小さい工房ではこういう丸い枠を使っているところもあるようです。

床に座って作業する小さいタイプ、直径40cmくらい

日本で、自宅で作業するにはどちらも大きすぎるので、私が普段使っている刺繍枠はこちらです。

水平タイプのスタンド枠

これは脚のついたスタンド枠です。枠の直径は24cmです。
枠面が床に対して水平なので、垂直に針を持って刺していくアーリワークに向いています。
椅子に座っても床に座っても使えますが、ちょっとお行儀は悪いけど台を手前にしてまたがるような感じで座ります。またがる深さによって枠の位置や高さを調整します。画像では枠は手前にありますが、脚を中心にぐるっと回るので台の向こう側にすることができます。

刺繍枠をクランプでテーブルに固定する

こちらはもっと手軽な方法。
ホームセンターなどで売っているクランプ(万力・はたがね)で刺繍枠とテーブルを一緒にはさんで固定します。
韓国刺繍をする方に教えて貰った方法で、その方は日本刺繍をする方に教えて貰ったとおっしゃっていたので、いろいろな刺繍で使えます。あまり小さい枠には向きませんが、12~15cmくらいの枠なら1個で結構しっかり止まります。もっと大きな枠でするときは両側の2か所をはさむとバッチリです。
他にも、40×30cmくらいの文化刺繍枠をこのクランプ2個ではさんでアーリワークをしたこともありますが、全然大丈夫でした。とても手軽で便利です。