よし、インド、行こう

20年くらい前ですが、ロンドンに行く機会があったんです。旅行ですけどね。
パソコンの世界ではウィンドウズ98が出てインターネットが一般的になってきた頃です。アンティーク雑貨が好きだったこともあり、ロンドンに行くならあちこちのアンティークマーケットに行きたい。アンティークの手芸道具とか見つかると良いな~と、ネットで調べていたら、ふと「タンバーワーク」というものが目につきました。
どうも「かぎ針を使ってする刺繍」らしいのです。かぎ針で刺繍???気になる!!!気になって気になって仕方がない、道具を目にしてみたい!と思って、アンティークマーケットで探しました。
レース針のようなものはいくつか見つかったけど、持ち手の先の針を交換できるタイプはとうとう見つからなかったんです。下の写真のようなもの。あとで分かったのは、当時でもコレクターズアイテムで、そこらへんのアンティークマーケットにぽろっと出ているようなものではないということ。専門店でみつかってもとても高額だということ。

アンティークのtambour hook

この時の事がずっと頭のどこかにひっかかっていました。
10年ほど前に自分で手芸店を開き、めずらしい手芸道具を探してネットで調べていたら、アメリカのLacisという手芸店でその「タンバーワーク」用の針を扱っているのを見つけました。ちゃんと現代の製品があったんですね。
これは手に入れてみたい!と思ってメールをしてみたりしたけど、実際に自分のお店で扱うところまでは至りませんでした。
※現在は越前屋さんやamazonでも購入できます。

その後もなんとなく気にはなっていたんだけれども、お店で扱う商品としては需要がなさそうだなぁとずっと躊躇していました。
あるとき、ふと、インドにもかぎ針刺繍があることを知りました。 かぎ針で刺繍???気になる!!!気になって気になって仕方がない、道具を手にしてみたい!

インドのアーリニードル

インドから初めてアーリニードルを送ってもらったとき、すごく嬉しかったです。
反面、いざやってみたらあまりにも思うように扱えませんでした。Youtubeで見るインドの職人さんはいともたやすくステッチしているのに。
自分では手先が器用なほうだと思っていたので、ちょっとショックでした。出来ないはずないと思っていたのに。
Youtubeを見まくって、独学で練習しました。でも、独学での限界です。自分がやっていることは何か違う気がする。思うようにスピードが出ない。練習しても職人のように刺せないんです。
やっぱり本物を見なきゃダメだ!インドのAari Workを生で見たい、現地で習いたい!と思いました。
そこから実行するまでは結構すぐでした。

よし、インド、行こう。