ペイズリー模様のザルドーシワーク

ホビーショーに間に合わせるはずが・・・やっと出来上がりました。
コンパクトミラーの蓋に合わせて作ったものです。
ザルドーシワークについてはまだあまり触れていませんが、ザリと呼ばれる金糸をはじめ、さまざまな金属モールを使った刺繍のことをザルドーシ(Zardosi/Zardozi)と言います。
この作品の中ではザルドーシワークの中でも比較的簡単なテクニックしか使っていませんので、ほとんどのものは縫い針でもこれと同様に刺すことができます。

図案は出来るだけシンプルに、基準になる線だけ布に写します。

花の中心に3mmパール、周りに1.5mmパールを刺し、モール類を縫い付けてから金糸で輪郭をチェーンステッチします。花びらには土台を入れて盛り上げてあります。

2mmのカップチェーン(連爪)を縫い付けました。

カップチェーンの周囲にブライトチェックパールを刺し、さらに金糸で二重にチェーンステッチを刺します。
このブライトチェックパールを長いまま刺すところが、この作品の中では一番ザルドーシワークらしい部分。
アーリニードルに入る最大の長さの4cmくらいにカットし、5mm間隔くらいでモールの隙間から針を出して布に刺し、縫い付けていきます。針のかぎ先が見えないので、指先に伝わる感覚で刺していきます。

モチーフの中をビーズで埋めるか、パニワークで埋めるか。試しに両方刺してみました。

モチーフの中は保留にして、周りを刺してみます。最初の計画とはちょっと変えて小さなスカラップにシルキービーズを入れてみました。ここでビーズを使ったので、モチーフ内はパニワークを刺すことにします。

フラワーシェイプのスパンコールに2.5mmスパンコールを重ね、モールと合わせて回りに縫い付けてみました。
コンパクトミラーの蓋にボンドで貼り付け、最後にブライトチェックパールもボンドで貼ってあります。
これで完成です。
実物はイベントでご覧いただけます。