3回めの渡印で習ったこと / 図案の写し方

インドに刺繍を習いに行くのも3回めとなりました。
1回めは基礎のステッチを、2回めは中~上級のステッチを習ってきました。まだまだ試していないことは沢山ありますが、3回めの今回は原点に戻って「図案の写し方」を習いたいとリクエストしていました。

一般的な図案の写し方

おなじみの写し方

これは、2回めのときに手刺繍のチカンカリ(シャドウワーク)を習ったときのもの。一般的な図案の写し方です。

まず、図案をトレーシングペーパーに写します。布の上にカーボンペーパーを下向きに置き、その上にトレーシングペーパーを置いてマチ針で留めます。もしあればこの上に透明のセロハンなどを置き、鉄筆や出なくなったボールペンなどで図案をなぞる、という方法です。布に図案を写してから刺繍枠をはめて刺繍をはじめます。

Aari Workの図案の写し方

Aari Workではまず最初に布を刺繍枠にセットします。枠は大きな四角いものが主流です。
比較的大きな布に大きな図案を写すため、カーボンペーパーは使いません。

まず最初にトレーシングペーパーに図案を写します。直接描いてもOKです。

工房で用意してくれた図案、大作です。自分ではデザインしない”ド”インドな図案ですが、
どういう仕上がりになるのか楽しみ!それに、左側の2頭のシカ、どこかで見たことが・・・

次に図案線に沿って針でプチプチと穴をあけていきます。机の上など硬いところでする場合は下にぶ厚いフェルトなどを敷いておくと良いと思います。

全体に穴をあけたのを確認したらトレーシングペーパーを布の上に置き、周りを押えます。
そしてある「液体」を染みこませた布で図案の上をまんべんなくこすります。

縦に撮影してしまいました。見づらくてごめんなさい。

この白っぽい液体は、「ランプ用の油にチョークパウダーを混ぜたもの」です。
どちらもインドに比べるとびっくり価格ですが日本でも手に入るので、いずれ試してみたいと思います。