マハラジャの帽子 – 1

フォローしている布もののアンティークを扱うインドのサイトで拾った画像から、図案を起こしているところです。

深紅のベルベットに金モールをびっしりと縫い付けた、おそらくかなりお金持ちの男性の帽子で、側面はこんな感じ。
純銀と純金のモールでできてるそうです。赤や緑の宝石やパールも本物なのかもしれません。

王冠のモチーフと2本のサーベルがものものしい感じですね。Topiという帽子らしいんだけれども、ちょっと調べてみたところ、Topiはインドのムスリム(イスラム教徒)の帽子のようです。トルコ帽みたいだもんね。
現代ではインドは8割ヒンドゥー教徒で、ムスリムは少ないけど、歴史的にはムガール王朝とかのイスラム系の時代もあったので、その頃のロイヤルファミリー?かなんかの帽子っぽい。でも、この王冠の形はインドっていうよりイギリスっぽいからどうなんでしょう。

モール類の太さは今も昔もそう変わらないとみて、あとは一般的な頭の大きさから考えたらトップ部分の直径は16cmくらいかなぁと見当をつけているところです。真鍮のスパンコールも取り寄せたので、材料はほぼ揃いました。

細部まで図案を作ってから始めるか、大まかな部分だけにして刺しながら調整するか、どうしようかなぁ。