綺麗なload stitch(サテンステッチ)の刺し方
前回の最後に
1)糸を止めるとき、直前までどっち回しで刺していたかが重要だから
2)サテンステッチ(load stitch)で糸が綺麗に揃うように刺すには、引き出した糸をどっち回しで伸ばすかが重要だから
と書きましたが、1)は前にももう書いてましたね。
では、2)について書こうと思います。
load stitchというのは、Aari workの基本的なステッチの1つで、刺繍のサテンステッチのように糸を平らに並べて刺し、面を埋めるステッチです。
両端で折り返しながらチェーンステッチを刺しますが、折り返すときの向きによってチェーンのループがねじれます。この動画では糸が平行に並ぶ、綺麗な刺し方をご紹介しています。
糸止めするときもそうですが、直前の目を刺したときに右回しだったのか左回しだったかが大事です。
load stitchについてどうでもよいことをもう少し書いておきます。
最初「load」の意味が分からなくて、もしかしてこれはヒンディー??と思って聞いてみたんですが、「load」は英語だそうです。
普通に翻訳ソフトに入れると「負荷、積み荷、重荷・・・」と出ます。???どれも当てはまらない???
google翻訳で名詞じゃなくて動詞のほうを見ると同義語として「fill」が最初にあがってました。「埋める、いっぱいにする」という意味で、よく面を埋めるステッチに「~~filling stitch」ってありますよね。そこから来てるのかなと思います。
インドはイギリスの植民地だったこともあって英語が公用語の一つなんですけど、みんながみんな英語が話せるわけじゃないし、それに、Aari workの歴史はイギリス植民地時代よりもっと古い。だから、もともとはインドの言葉でload stitchを表す言葉があったんだと思うんですよ。それが英語に変換されたときに「fill」じゃなくて「load」のほうが採用されちゃったのかな~と思いました。
他にもいくつかあるんですよ、ちょっと変なステッチ名や素材名がね。
まぁ、どうでも良いことですかね?こういうのをつつくの結構好きなんですけど。。。
次は「ステッチのほどき方」について書こうと思います。
ではまた。